龍山(ヨンサン)こども庭園が全面開放|予約不要で誰でも自由に入場可能
龍山(ヨンサン)こども庭園が全面開放|予約不要で誰でも自由に入場可能
これまで事前予約制で運営されてきた龍山(ヨンサン)こども庭園が、 予約なしで自由に利用できる公共空間として全面開放されました。 韓国国土交通部は、龍山公園返還敷地の暫定開放区域について、 別途の入場手続きなしで出入り可能とすると発表しました。
全面開放の開始時期
全面開放は2025年12月30日から開始されました。 暫定開放期間中は、すべての国民が自由に利用できる オープンな公園として運営されます。
これにより、これまで必要だった身分確認や保安検査などの手続きが廃止され、 一般の都市公園と同様に気軽に入場できるようになりました。
利用時間・休園日
全面開放後の利用時間は以下のとおりです。
・火~日曜日:午前9時~午後6時
・土曜日:午前9時~午後9時(夜間開放)
・月曜日:休園
特に土曜日は夜間まで開放されるため、 仕事帰りや週末の夜にも訪問しやすくなっています。
入場方法|事前予約不要
今回の運営方式改編の最大のポイントは、 事前予約制度の完全廃止です。
来園者は、特別な申請や承認なしに そのまま現地で入場することができます。
国土交通部は、入場制限や身分確認、持ち込み禁止物品の確認などに関する規定を削除し、 関連規則の改正を完了しました。
これにより、龍山こども庭園は 年齢や利用者層を限定しない開かれた公共空間として運営されます。
場所|龍山公園返還敷地 暫定開放区域
今回全面開放された区域は、 龍山公園返還敷地の暫定開放区域で、 現在「龍山こども庭園」という名称で親しまれています。
この場所は、かつて在韓米軍基地として使用されていました。 将校宿舎5団地は2020年8月から、 龍山こども庭園は2023年5月から暫定的に開放されています。
これまでの累計来園者数は 180万人を超えています。
なお、「こども庭園」という名称が特定の年齢層を想起させるとの意見を踏まえ、 政府は来年上半期中に名称変更を行う予定です。 正式な龍山公園整備後も連続性を持たせる名称を、 国民の意見を反映して決定します。
環境モニタリングと管理体制の強化
政府は、環境安全に対する国民の懸念に対応するため、 環境管理体制を一層強化します。
来年からは、空気質や土壌を含む 定期的な環境モニタリングを実施し、 その結果を透明性をもって公開する予定です。
敷地返還、石綿調査、開放後のモニタリングまでを網羅する 環境管理マニュアルも策定・運用されます。
夜間文化プログラムの開催
全面開放にあわせて、 「龍山公園、光とともに歩く記憶の道」という 夜間プログラムが実施されます。
開催期間は2025年12月30日から2026年2月1日までで、 毎週金・土・日曜日の午後5時~9時に行われます。
かつて外国軍が駐留していた龍山の歴史と文化を、 メディアアート、照明、映像、音響、 そしてウォーキングプログラムを通じて体験できます。
政府関係者のコメント
国土交通部 龍山公園造成推進企画団の鄭宇鎮(チョン・ウジン)団長は、 「煩雑な入場手続きなしで、龍山公園の暫定開放空間を より自由に体験できるようになった」と述べました。
また、「今後も国民の意見を積極的に反映しながら、 龍山公園の正式整備を着実に進めていく」と強調しました。


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